AI開発プロセスを包括的に支援する「AIPaaS」(※)を提供するFastLabel株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:上田英介、以下「当社」)は、ニューラルグループ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:重松路威、以下「ニューラルグループ」)に、当社のAIデータプラットフォーム『FastLabel』を提供し、プロジェクト毎にバラバラだったニューラルグループのアノテーションツールを一元化することで「データ品質」「プロジェクト」「メンバー」のスムーズな管理を実現し、効率的なAI開発基盤を確立したことをお知らせします。■導入背景:ツールがバラバラなことによる非効率性とチーム間の連携が課題にニューラルグループは、「AIで心躍る未来を」をミッションとして掲げ、より便利に幸福で豊かな街つくりを実現するため、主に以下5点のAI開発に取り組んでいます。デジフロー事業:リアル空間での人・車両などの動態などをデータ化することで、都市や産業の抱える様々な社会課題の解決に寄与するサービスデジパーク事業:平面・立体駐車場や物流施設の満空把握、車両のナンバープレート解析やサイネージを活用した安全監視誘導サービスSIGNDIGI事業:商業施設やオフィスビルへのAIサイネージサービスリモデスク事業:オフィス外勤務下でのセキュリティを担保しつつ、従業員のプライバシー保護も実現するリモートワークセキュリティソリューションAIMD事業:SNSやショッピングサイトなどの膨大な情報をAIを使って解析し、ファッショントレンド予測を提供するサービス 各事業の詳細はこちら:https://www.neural-group.com/ 上記AI開発にあたり、内製のアノテーションチームにて作業を実施していますが、プロジェクト毎にアノテーションツールを使い分けていたことで、以下5点の課題がありました。詳細なマニュアルの作成やメンバーへのレクチャーが必要となるメンバーのアノテーション作業の均質化が難しいメンバー自身が毎回新しいツールを使いこなすのに時間がかかる様々なツールを使っているため、アノテーションデータの管理を一元化できていないAI開発のチームとアノテーションチーム間での準備状況及び作業進捗の共有が難しい一方、AI開発のチーム(以下、AIチーム)では、プロジェクトごとにアノテーションの準備作業が発生することから、リソースが逼迫していました。加えて、データの準備や指示書の整備、アノテーションツールのメンテナンスを担っており、相当な負荷が生じていました。 ■採択ポイント:『FastLabel』はとにかく使い心地が良く、コミュニケーションもスムーズに当時、ニューラルグループは自社開発のアノテーションツールやオープンソースのツールを使っていましたが、2022年秋に開催されたAI・人工知能EXPOにて、ニューラルグループの当時のCTOがFastLabel展示ブースに訪れ、『FastLabel』を試してみたことが導入のきっかけです。採択のポイントは以下の3点です。 ①アノテーター視点:高いUI/UXと、様々な種類のアノテーション方法や出力形式への対応を評価「とにかく使い心地が良く、スムーズに作業ができてストレスが無い」、「こういう機能があったらな、という痒い所に手が届くような機能がある」という点を評価。併せて、『FastLabel』が様々な種類のアノテーションや出力形式に対応しており、これまでばらばらに存在したアノテーションツールを1つに集約できる点も評価。 ②レビューワー視点:ワークフロー機能により、効率よく質の高い学習データを作成できる点を評価『FastLabel』内でチームコミュニケーションを完結できるのでアノテーション業務がより円滑になり、アノテーション精度や作業スピードが向上することで、リソースを最適化できる点を評価。 ③アノテーションチーム視点:AIチームとアノテーションチーム間で業務連携がスムーズにできる点を評価AIチームに依頼していたアノテーションの準備業務を、アノテーションチームで引き受けることができるようになるため、AIチームの負荷を減らすことができると判断。加えて、AIチームとワークスペース上でコミュニケーションをとることができるため、作業進捗の可視化と共有ができる点も評価。 特に、『FastLabel』に備わっている以下機能について、好評を頂きました。ダッシュボード機能(アノテーション進捗状況、作業ステータスの可視化)個人パフォーマンス(平均作業時間など)の管理機能ツール内でのコミュニケーション機能(コメント機能など) ワークフロー機能(2段階と3段階に設定可能)多彩なホットキー(合計数十種類)『FastLabel』におけるアノテーション作業イメージ ワークフロー機能■お客様の声:ニューラルグループ株式会社 技術開発本部 QA部 部長 長屋様/DLDA部 マネージャー 上林山様左から:FastLabel和田、ニューラルグループ 長屋様、上林山様「基本的なことですが、アノテーターのメンバーは終日細かい作業を行うので、ストレス無くスムーズで心地よく作業ができることはモチベーションアップにつながります。この点がとても重要で、今後チームとしてワンランクアップできる変化が表れると感じています。新規のアノテーターが作業を理解し慣れるまでに割いていた教育コスト(レクチャー&フィードバックなど)も大きく削減できると期待しています。トライアルしたときに「アノテーション作業効率化」に関する要望を挙げた際、丁寧に回答頂きました。今後も意見や要望をもとにアップデートされることに大変期待していますし、安心して使用できると思っています。「アノテーション」とは、AI開発においてその根幹を担うものだと思っています。そして社内にアノテーションチームを有するという点は弊社の強みのひとつです。アノテーションの品質やそのスピードがAI開発の促進もしくは、後退させることになりうるからです。より自社のAI開発に貢献できるよう、『FastLabel』をひとつのツールとして大いに活用し、より強いアノテーションチームを目指したいと思います。」 ■インタビュー記事を公開ニューラルグループのインタビュー動画および記事を当社Webサイトにて公開しています。公開URL:https://fastlabel.ai/casestudy/neural-pocket取材時期:2023年2月・8月 ■今後の展望当社は、AI開発のボトルネックとなっているアノテーションをいかに効率化・自動化していくかを重要なテーマとしており、AI開発に必要なアノテーションデータ作成のためのAIデータプラットフォームを提供しております。また、アノテーションだけに留まらず、お客様のAI開発プロセス全体の高度化を実現する「AIPaaS」を提供することで、データの収集・生成からアノテーション、モデル構築、評価・分析までを一気通貫してご支援できるよう取り組みを進めてまいります。 ※)FastLabel、AIソリューション 『AI Process as a Service(AIPaaS)』の提供開始 〜データ生成からアノテーション、モデル開発、MLOps構築まで、 AI開発の各プロセスを全方位的にサポート〜(https://fastlabel.ai/news/20230626-aipaas ) FastLabel株式会社について社名:FastLabel株式会社代表者:代表取締役CEO 上田 英介事業内容:AI開発を包括的に支援する「AIPaaS」の提供(AIデータプラットフォーム、アノテーションサービス)設立:2020年1月23日本社所在地:〒141-0001 東京都品川区北品川5-5-27 201号URL:https://fastlabel.ai/本プレスリリースに関するお問い合わせFastLabel株式会社広報担当 pr@fastlabel.ai