AIの実用化に欠かせないアノテーションプラットフォームを開発・提供するFastLabel株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:鈴木健史、以下「当社」)は、株式会社ジェネシア・ベンチャーズらを引受先とする第三者割当増資により、総額6500万円の資金調達の実施についてお知らせいたします。■ 資金調達背景当社は「AI革命のインフラになる」をミッションに掲げ、2020年1月の創業以来、AI開発を行っている企業様へ向けて、アノテーションプラットフォームの提供を通してAIの実用化をサポートしてまいりました。今回の調達資金を元に、さらなるプロダクト強化を行ってまいります。■ AI実用化を妨げる原因の6割は教師データにあるAIはアルゴリズムに教師データを与え、学習させることで、その力を利用できるようになります。しかし、教師データが足りないことやビジネス上のユースケースを網羅できていないことが原因で、AIが期待するパフォーマンスを発揮できず、実用化のボトルネックになっています。■ データのパターンを事前に把握することが困難通常、AIプロジェクトは全てのデータをアノテーションしてから、開発・評価を実施するウォーターフォール型で進められます。しかし、プロジェクト初期段階では「どのようなパターンのデータがあるかわからない」、「どのようなアノテーション方法が最適かわからない」など、データ傾向が把握できず、不確実な要素が多い状態です。そのため、プロジェクト終盤で予期していなかったパターンのデータやアノテーションの間違いが発見され、当初期待したパフォーマンスが発揮されない状況になります。その場合、アノテーションデータの修正や再収集が必要になり、莫大な工数を要します。■ データ傾向を瞬時に把握し、高速に開発サイクルを回すことが可能にFastLabelでは、リアルタイム連携のアノテーションサービスによって、アノテーションの途中でAIを学習させて精度を確認できたり、データの偏りなどを瞬時にウェブ上でチェックできることでこのような手戻りを未然に防ぎます。また、一般的な評価だけでなく、ビジネスシーンに合わせてデータを絞り込み精度を確認するなどの詳細なデータ分析が可能で、ビジネス上欠かせないデータの傾向を簡単に発見できます。これにより、アノテーションデータを追加したり、アルゴリズムを変更するなどの改善アクションを素早く取れるようになります。このようにFastLabelを活用すると、アジャイル手法で開発サイクルを回し、AI開発を高速に進めることが容易になります。未然にデータ起因の手戻りを減らすことで、精度を効率よく改善し、AIの実用化を加速できます。■ 導入事例株式会社Ridge-i様:FastLabelのアノテーションサービスで教師データ作成コストが約6分の1に!当初、どれくらい教師データを増やすと目標精度を達成できるか不明なところもあり、余裕をもたせ3000件のアノテーションを発注する予定でした。しかし、FastLabel様では従量課金型で依頼が可能で、目標精度が達成できた時点で教師データ作成をストップできます。結果として、500枚で目標精度を達成でき、教師データ作成コストも削減し、短期間で精度改善を実現できました。■ 引受先からのコメント株式会社ジェネシア・ベンチャーズ 相良 俊輔氏"AI"が既存産業の深く大きな課題を解いていくこれからの時代において、質の良いツルハシを提供することで巨大産業のインフラの一端を担おうとするFastLabel社のビジョンに共感し、今回出資参画させていただくことを決めました。人間とアルゴリズムがなめらかに協働する社会の実現に向けて、FastLabelの非連続な成長にコミットしていきたいと思います!■ 今後の展望今後は、アノテーションサービスだけでなくデータ管理・分析など、AI開発フロー全体をスムーズに進めるための開発を進めていきます。今回のプロダクト強化にともない、先着10社限定で2週間の無料トライアルを提供しておりますので、ご興味を持っていただいた企業担当者様は、ホームページ(https://fastlabel.ai/)よりお問合せください。■ 会社概要社名:FastLabel株式会社代表取締役CEO:鈴木 健史事業内容:アノテーションプラットフォームの開発・提供本社所在地:〒141-0001 東京都品川区北品川5-5-27 201号URL:https://fastlabel.ai/■ 本件に関する問い合わせ先FastLabel株式会社 広報担当メール:info@fastlabel.ai